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子供の不良姿勢はなぜ起こるのか?



現代社会では、姿勢の悪さが子供から大人まで広く見られる様になっています。

姿勢の悪さは、慢性痛、集中力低下、運動パフォーマンスの低下などと関係してきます。


姿勢が悪いと、筋力の弱さや柔軟性の低下が起こっているからだと言われますが、

これらの低下が起こる成長過程とも関係しています。


今回は、「乳児期のハイハイの期間が短いこと」「掃除スタイルの変化」が、不良姿勢の原因となり得る理由について考察してみたいと思います。



① 乳児期のハイハイの期間が短いこと

乳児期のハイハイは、単なる移動手段ではなく、体幹や胸郭の発達にとって非常に重要な役割を果たします。ハイハイをすることで、赤ちゃんは自分の体重を手や膝で支えることを学び、これが胸郭への自然な圧力を生み出します。この圧力は、胸郭の剛性と安定性を向上させ、体幹をしっかりと支えるための基礎を築きます。


しかし、現代では、赤ちゃんが掴まり立ちしやすい高さにソファーやローテーブルがあることも多く、ハイハイの期間が短くなりがちです。ハイハイの期間が短いと、胸郭や体幹の発達が不十分となり、その結果、姿勢を保つための筋肉が弱くなります。これが、不良姿勢の原因の一つとなっている可能性があります。ハイハイをしっかりと行うことで、将来的な姿勢の基盤を築くことができるため、この期間を大切にすることが重要です。



② 掃除スタイルの変化

もう一つの不良姿勢の原因として、学校や家庭などでの掃除、特に雑巾掛けの機会が減ったことが考えられます。昔は、掃除の時間に雑巾掛けをすることが当たり前でしたが、現代ではモップなどの使用が進み、このような身体を使った掃除の機会が減少しています。

雑巾掛けの動作は、胸郭や体幹に自然な圧力をかける良い運動です。前傾姿勢を保ちながら、腕と体幹を連動させて行うこの動作は、胸郭の安定性と剛性を高め、体幹の筋力を強化します。このような運動を定期的に行うことで、自然と正しい姿勢を保つ力が身につくことが考えられます。

しかし、雑巾掛けの機会が減少することで、胸郭や体幹に対する圧力が少なくなる→姿勢を保つ筋肉が弱くなる→結果、不良姿勢に繋がるということが考えられます。



まとめ

不良姿勢の原因はこれ以外にも山ほど考えられます。

乳児期のハイハイの期間が短くなることや、学校・家庭での掃除スタイルの変化が、胸郭への圧力不足につながり、姿勢の問題を引き起こしているとも考えられます。

姿勢を改善するためには、日常生活において胸郭や体幹をしっかりと鍛える機会を増やすことが重要です。

特に、幼少期から適切な運動を取り入れ、体幹の発達をサポートすることで、将来的な不良姿勢を予防することが期待できます!


子供に姿勢が悪くなるのは〇〇筋が弱いからこのトレーニングをしよう!

この筋肉が硬いからこのストレッチをしよう!

なんて言ったところでほぼやるはずがないので、姿勢が勝手に良くなる環境をいかに作れるかが重要です!


とりあえず家の掃除は雑巾掛け必須🏃‍♂️

夏休み中の子どもたちは家のお手伝いにもなるし姿勢改善にもつながるし一石二鳥!笑

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