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コーヒーの健康効果 〜糖尿病、肝硬変、死亡率減〜

  • 執筆者の写真: lifefitmie
    lifefitmie
  • 2024年6月7日
  • 読了時間: 3分



コーヒーを毎日飲むという方は多いと思いますが、健康にも多くのメリットがあります。

今回は最新の研究データに基づき、コーヒーが体にどのようなメリットを与えるかをご紹介します。



コーヒーの健康効果

①糖尿病リスクの減少

②肝硬変リスクの減少

③総死亡率の減少



①糖尿病リスクの減少

⚫︎コーヒーの摂取が2型糖尿病のリスクを低減することが複数の研究で示されています。


研究データ

『Diabetes Care』に掲載されたメタアナリシス研究では、1日4杯以上のコーヒーを飲む人は、1日1杯未満の人に比べて2型糖尿病のリスクが30%低いことが報告されています。この効果は、コーヒーに含まれるクロロゲン酸などの抗酸化物質がインスリン感受性を改善し、血糖値の調節を助けるためと考えられています。


②肝硬変リスクの減少

⚫︎コーヒーは肝臓の健康にも寄与し、特に肝硬変のリスクを低減する効果があります。


『Hepatology』に掲載された研究によると、1日2杯以上のコーヒーを飲む人は、肝硬変のリスクが44%低いことが示されています。さらに、アルコール性肝硬変に対しても保護効果があり、コーヒーを定期的に飲むことで肝臓へのダメージを軽減する可能性があります。コーヒーに含まれる抗酸化物質と抗炎症成分が、肝細胞の保護と再生を助けるとされています。


③総死亡率の減少

⚫︎コーヒーの摂取は総死亡率の低下にも寄与することが明らかにされています。


『New England Journal of Medicine』に掲載された大規模なコホート研究では、1日に3~5杯のコーヒーを飲む人は、全死亡率が15%低いことが示されています。特に、心血管疾患や神経変性疾患による死亡リスクの低減が顕著です。この効果は、コーヒーに含まれる多様な生理活性物質が全身の健康をサポートするためと考えられます。



カフェイン摂取量の上限

コーヒーの健康効果を享受するためには、カフェイン摂取量に注意することが重要です。

一般的に、健康な成人が1日に摂取しても安全とされるカフェインの量は約400mgです。


コーヒー換算:

  • コーヒー1杯(約240ml)には、平均して約95mgのカフェインが含まれています。

  • したがって、1日に約4杯のコーヒーがカフェイン摂取の上限に相当します。



結論

コーヒーは適度に摂取することで、糖尿病、肝硬変、そして総死亡率のリスクを減少させる効果が期待できます。これらの健康効果は、コーヒーに含まれる抗酸化物質やその他の有効成分によるものです。ただし、過剰摂取は健康リスクを伴うため、1日3~5杯を目安に適度に楽しむことが推奨されます。

自身のカフェインへの耐性を理解し、適切な量を守りながらコーヒーを楽しみましょう!

 
 
 

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